教育問題ではみんな悩んでいる。
1.子供の能力が60なら、55くらいでいいと思う立場。
2.子供の能力が60なら、親の責任で100まで押し上げてあげたいとする立場。
無理に大きく分けてこんな風になるだろうか。
どちらも分かる、また、教育方法を変えれば、
潜在的能力が引き出せるのではないかと考えるのも無理はない。
そんな教育産業は花盛りだ。
わたしは草を育てる時を思う。
芽が出てきたら、日光を当てて、水を与えて、あとは待つしかない。
子育てもそのようなものだと思う。
芽を引っ張ってみたところで、大きくもならないだろう。
太陽と水を与える、つまり、愛情と食べものを与えるということだ。
あとは待つしかない。
もっと極端に言えば、食事を与えて、
いろんなことを親と一緒にやっていれば、
普通に育つように子供はできているのだ。
動物行動学で「すり込み」という。
母親はいつも「パーフェクトマザー」を求められているように錯覚している。
真実は「グッドイナフマザー」である。
good enough でよいのである。
それで充分子供はうまく育ってくれる。
「自分の子供なんだからうまく育つだろう」と自信を持って下さいね。