感情の病理と認知の病理

感情の病理の場合、抑うつとか躁状態、また混合状態などが観察される。
そしてそれが循環性であることが特徴である。
一定で持続するものでもないし、
だんだん悪化するものでもない。

一方、認知の病理は、妄想や自我障害などがあるが
それは長期的に段階的に悪化することが特徴である。

症状の経過と症状の現在症としての特徴を整理してみて、
このような強い関係が生じるのはどうしてだろう

たとえば
感情症状があって長期的段階的に悪化するものも少数はある
また
認知症状(精神病症状)があって循環性に経過するものも少数ある
このような例外が少数存在するのはどうしてなのだろう

参考
http://shinagawasn.blog.so-net.ne.jp/2012-01-28-6

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感情はずっと持続はしないということなのだろう
ずっと持続するのは性格と認知ということなのだろう
(これは感情や認知や性格の定義から、そう言えるのではないだろうか)

ずっと継続する抑うつは、むしろ性格の病理に分類するといいのだろう

昔の抑うつ神経症が分解されて
ディスチミアとGADなどに再分類された
そして一部はパーソナリティの病理として分類された

ここでも、持続的ならば、認知や性格の問題ととらえられているように思う