●希望と復活への「カナリア」●

●希望と復活への「カナリア」●

 こんな状況下で、危機に対して私たちに何ができるか。まず「もしかしてメンタルかなあ、イヤだなあ」と思っている方に、自分がどれほど危ない領域に入りかけているか、自己判定できるような装置があれば、少しは役に立つかもしれない。というわけで、簡単なチェックリストを作ってみました。

 カナリアと名づけたのは、昔、炭坑などの鉱山労働者が切り羽に行くとき、カナリアの籠を持って行ったという話を聞いたことがあるからです。有毒ガスが危険水準にいたると、鳥は小さいので早く落鳥して危険を知らせてくれるからです。

 この表を「生還カナリア」と名づけたいと思います。あらゆる闘病は生還を期しての戦いに参加することです。例えば、癌にかかった人、大多数は癌などと思いも知らず日常を送っていて、ある日闘病生活に突入します。周囲が「頑張れ」と願うのは、生還を果たして貰いたいからに他なりません。

 普通の日常と思って生きている人が、ある日気がついてみれば電車のホームの端に立っていた。というのが、真相に近いのかも知れません。その前に危険を察知できれば、なんとかなるかも知れないという願いから作成した試供品です。もし、同憂の方々がいらっしゃれば、ご意見によって改良できれば幸いです。

 試案は下表です。ブルーからイエローになったら要注意、レッドに変わると危険と思ってください。これはまだ未完成品です。衆知が集められればもっとマシで簡便になものになると思います。ご意見や提案を頂ければありがたい。どうぞよろしくお願いします。(計見 一雄)